たかやの適当雑記帳

適当がモットーです。

この音とまれ!

 

この音とまれ!

作者 アミュー

出版社 集英社

掲載誌 ジャンプスクエア

こちらの作品は、和楽器の箏(こと)を扱う箏曲部(そうきょくぶ)を舞台にした学園物です。

中学生時代は有名な不良だった久遠愛(くどおちか)が高校生になり、倉田武蔵(くらたたけぞう)たった1人しかいない箏曲部に入る事になる。

その後、ヒロインである箏の家元の娘である鳳月さとわ(ほうづき)や、愛の友人らも入部していき、廃部の危機などを乗り越えながら、大会へ向かって行く、という青春群像劇です。

今月新刊である26巻が出ており、2018・2019年にはアニメ化もされている有名作です。

廃部になりそうな部活が、仲間との友情を深め、箏の演奏に努力し、大会での勝利を目指すという、まさに少年漫画の王道なお話です。

それぞれ個性に富んだキャラクター達のやり取りはたいへん楽しく、真摯に部活に打ち込む姿はとても胸を震わせてくれますね。

ただ1曲のために朝から晩まで練習し、自分の出来ること苦手なことを自覚して、さまざまなモノを克服していく過程は素晴らしく、自然とお話の中にのめり込んで行ってる自分がいます。

私はどちらかと言えば集団活動が苦手な人間なので、みんなでワイワイしているのは羨ましくもあり、憧れもします。

愛やさとわそれぞれの家族愛や、部員らの友情には思わず涙腺が緩んでしまいます。最新刊でもまんまと泣かされましたよ。大人も子供もカッコよかったんです。

目標は全国1というなか、26巻現在では全校出場が決まってはいますが、まだその練習をしている段階なので、早く先を見たくてしょうがないですね。

ちょこちょこ出ている恋愛の方も、どういう風に進展していくか楽しみにしています。

 

最後に、『この音とまれ!』の中では、作品内だけのオリジナル楽曲があり、現実での作曲もされてCDとしてリリースされています。

また、箏曲家による演奏動画も公開されていますので、是非ご視聴あれ。